人生のステージが変わると友だちが変わる
仕事から離れて、しばらく子育て一辺倒の生活が始まるのですが、最近ちょっと考えるのは、人生のステージが変わると同時に、同じようなステージの人と会ったり話したりするようになるんだなあ、ということ。
長らく連絡もしていなかった友人から、連絡があったり、妊娠を伝えて話が弾むようになったり。
仕事ばっかりの時には、そういうバリバリのキャリアウーマンの友だちや、男性の友人が多かったんですが、ここしばらく連絡をくれるのは子持ちの友人ばかり。
私はもうこの年なので、逆に子どもができて、疎遠になってしまっていた友人が多くて、久しぶりの会話を楽しんでいるんですが、こうやって、ステージが変わって、友人が離れていく寂しさを感じる人もいるだろうなーと思います。
もちろん、前のステージの時の友だちが、友達じゃなくなるわけじゃないんだけど、でもやっぱりなにかが変わるんですよね。
誰からも誘ってもらえない、と嘆く前に。
ふと思い出したのが、私が実家のある伊勢から、今の街に引っ越してきたときのこと。
今の主人と付き合ってはいたけれど、近くに住んでいて、ちょっとランチ行こうよ、とか誘える「女友達」がほとんどいなくて、すごく寂しかったときがありました。
その時にも役に立ったのが、私の人生の教科書、「人生改造宣言」。
この本に載っている、「パワフルな人間関係を築く」の章を実践しました。
自分で、人を集めて、チームを作ってしまうのです。
SNSのハシリだった当時、SNSを使って、同じ境遇の人を募集しました。
住んでいる場所、年齢、性別、職業を限定した、グループを作ったんです。
ちょっと集まりすぎてしまって、最終的には500人規模のグループになり、定期的にランチ会やディナー会を開催して、すごーく楽しかった。
活動は5年ほどで終止符を打ったのですが、今でも、そこで知り合った人たちと個人的におつきあいしています。
誰からも誘ってもらえなかったら、自分で誘えばいいじゃない!というのが私の持論。
子育てが落ち着いたころに、同い年の子どもとか、40代のママとか、ワーキングマザーとか共通点のある人たちを集めて、またチームをつくれたらなーと思います。
友だちとの距離感
20代のころは、友だちのプライオリティがとても高かったのですが、結婚して、だんだん、家族のプライオリティが上がってきました。
30代前半までは、家族みたいに仕事じゃないときはいつもべったり一緒にいる友だちがいたりして。
主人と暮らしていたけれど、ほぼ毎日いつも家に誰かが来ていて、一緒に住んでいるような感じ。
毎日一緒に夕食を食べ、寝る頃になると、それぞれが帰っていく。
集まるのは、みんな独身女子。よく主人が付き合ってくれていたよなーと今になって思います。
毎日一緒にいすぎて、近すぎて、ささいな合わないことが嫌なところ、になり、許せないところ、になり、それが決定的になって、「別れ」てしまった友人もいたし、私に許せないことがあって、こちらから関係を終わらせた人もいました。
それもこれも、距離感が近すぎたんだな、と思います。
でも、今は、私だけでなく、周りも、結婚、出産を経て、だんだんと生活が変わって、友だちといつも一緒、全部知ってるみたいな付き合い方をすることはなくなりました。
時々会って、近況報告、そしておしゃべりとご飯を楽しむ。
若いときのような、すべてを共有するような友だち付き合いは、もう二度としないと思います。
お互い、いいところだけを見せているのが友だちなの?と悩んだ時もあるけど、自分に余裕がないのに、友だちのドロドロしたところに足をつっこんで、自分がぐらぐらするようではいけないんだ、と学んだのです。
まず、このちょっとした距離感をキープしながらおつきあいするのが、最近は心地よく感じています。
ほんとはいろいろあるかもしれないけど、そこを引き受けるのは、もう家族で手一杯。
見て見ぬふり、です。
落ち着いたときに話をきいて、「そうか、たいへんだったね」といってあげるくらいが、友だち関係を長続きさせる秘訣なのかもしれません。
友だちは、人生のステージとともに変わっていくもの。
時々、会って、いろんな話をするだけで、学びもあるし、人生も豊かになる。
これからステージが変わる私には、これからまた、新しい出会いがいっぱいあるんだろうなーと感じています。
すでに、このブログを始めてからも、オンライン上でのおつきあいがあったりしますしね。
人生を成功させるためには、パワフルな人間関係が不可欠!ですね。
ではでは。