ブルーのチワワとの7年前の出会い
7年前の秋、主人と犬を飼いたいね、とペットショップを見て回っていました。
知識のある今だったら、ペットショップから買うことはしないだろうけど、当時はペット業界のことなんて、何にも知らず。
犬を飼うならペットショップだと思い込んでいました。
そしてある時、出会ってしまった、今の私の愛犬。
ブルーという珍しい色の被毛のチワワです。
ブルーといっても、毛の色はグレーと茶色の中間のような色で、光によって色が変わります。
蛍光灯の下だと、黒のようなグレーだし、太陽の下だと、茶色みたい。
本当にかわいくて、家族で溺愛しています。
躾けに悩む日々
犬を飼い始めたときは、本当に何も知識がなくて、この子をどう育てていいものか、すごく悩みました。
誰にでも愛される子に育てたくて。
みんなに愛されて、たくさんの人に抱っこしてもらえて、健康なのが、犬にとって一番の幸せだと思うのです。
赤ちゃんの時のしつけは、どんなに言っても言い過ぎではないくらい、本当に本当に大事で、もうすっかり大人になった今、あの時頑張っておいてよかった!と心から思います。
ちょっと愛犬自慢をさせてくださいw
吠えることがありません。
これだけは、と徹底した、しつけ。
うちの犬はまず、吠えません。わん!というのは、数か月に一度くらい。
わんわん!と続けて吠えるのは・・・年に1度あるかないか、かな。
その代り、「うーーー」とうなることは、許しています。
嫌なところを触られたり、酔っぱらった父に絡まれたりすると、怒って「うーーー」。
嫌なことが嫌だといえないのは、人間でもストレスがたまりますもんね。
怒ったときは、「わん!」ではなく、「うーーー」だよ、と教えました。
仔犬の時にたくさんの人に抱いてもらう
仔犬の時にできるだけいろんな人に抱いてもらえるよう、ドッグカフェに行ったり、親戚のうちに行ったりしました。
犬同士のコミュニケーションよりも、人とのコミュニケーションを優先させました。
これからの人生、犬よりも人に会うことのほうが多いのです。
まず、人を嫌いにならないよう、人間はみんな優しいんだよ、ということを教えました。
今でも人が大好きです。
初めての人にも尻尾を振って近づいて行って、抱っこ!と甘えます。
抱っこされると、膝の上に丸まって、落ち着いて眠ってしまうことも。
うちにきたお客さんは、大抵これにやられてメロメロになります。
犬が苦手だった、義理の母や妹たちも、うちの犬だけは例外で自分から近づいてなでたり、抱っこしたりしてくれます。
仔犬のうちに電車に乗せる
仔犬のころから、バッグに入れて、電車に乗せています。
これは近鉄特急の中。
しっかりした紙袋を二重にして、その中にいれていたときも。
足元に置いていたのですが、鞄の底で眠っているので、隣に座った人ですら、私の足元に犬がいるのに気が付きません。
手に持って歩いているときは、鞄の底で伏せ状態なので、これもまた、誰も気づかないのです。
※犬の乗車は手荷物料金がいります。マナーを守って乗せましょう。
鞄に入れてどこへでも出かける
公共交通機関にも乗れるし、お出かけは大好きです。
鞄を置いておくと、気が付くと入っているので、たいへん。
あるとき、朝起きて、あれ?いない!と思って、家を探し回ったら、玄関におきっぱなしになっていた鞄の底で眠っていました。
今はそんなことがないよう、気を付けて鞄は犬の手の届かないところにしまっています。笑
もちろん、お出かけの時は、いくよー、と鞄を出すと、飛んできて鞄に入ります。
とっても楽ちんです。
お出かけ前に服を着せる
お洋服も大好き。
普段から服を着ているのですが、子どものころはお出かけ前に着せていたので、服=楽しいことのようになったのか、服を脱がすと怒ります。
この写真は、畳もうと思っておいてあった洗濯物の山から、自分の服を見つけてくわえてきて、ここまで自分で着たところ。
顔は入れたんだけど、手が出せなくて、固まっていました。
もう、ほんとに笑わせてくれます。
たくさんの言葉を教える
赤ちゃんの時に、たくさんの言葉を教えました。
- 犬の名前
- おいで
- どいて
- ストップ
- ごはんだよ
- おすわり
- まって
- どうぞ
- いくよー
- 待っててね
- ゆっくり
- 抱っこ
- ハウス
これくらいはわかるかな。
おいでー!と呼ぶと、爆睡していない限りどこにいても走ってきます。
出かける時に「待っててね」というと、家の中に戻っていくし、膝や布団にのっているときに「どいて」というと、ぴゅーーーっとすごい速さでどいてくれます。
散歩してるときに「ゆっくり」というと、前に行ってたのが、私のかかとの位置まで戻ってきます。
「抱っこ」といって手を出すと、手に前足で飛び上がってくるので、片手がふさがっていても抱っこできます。
ただ、ありきたりな「お手」とかは、実用性がないので教えていません。
別に、芸をさせたいわけじゃなく、人間社会で暮らすために必要なことを教えたかったから。
3キロの小型犬なので、「伏せ」も、「お座り」と違いがあまりないので、実用性がなく、一度教えたけど、もう6年以上使ってないし、もうできないんじゃないかなー。と思います。
犬のしつけの教科書「遠藤和博のいぬのしつけ講座」
そんな私の愛犬ですが、仔犬の時は甘噛みもあったし、吠えたこともあったし、トイレだってあちこちにしたし、ほんとに躾けるまでは、自由奔放な子でした。
このころ、まだ500gだったんですよねー。
私がすごく役に立ったと思ったのは、「遠藤和博のいぬのしつけ講座」
犬のしつけ ‐ TVチャンピオン2回優勝者!遠藤和博の犬のしつけ講座
DVDと本がついていて、何度も見たし、本も何度も何度も読みました。
この、写真の犬の後ろにあるのが、その本です。
普通の本より、大きいし、分厚い。
そして、わかりやすいです。
・・もう7年も前の本なので、デザインとかは変わっちゃってるみたいだけど。
内容はきっと変わっていないはず!です。
たかが、本、たかがDVDと思えば、値段も高いので買うのをすごく迷ったのですが、本当はドッグトレーナーに預けてしつけしてもらおうと思っていたくらいだし、そのノウハウを学べるなら、高い買い物でもないな、と思ったのですが、その通りでした。
ドッグトレーナーに預けても結局飼い主がきちんと犬のしつけを理解していないと、トレーナーのいうことは聞くけど、飼い主のいうことは聞かない子になりかねません。
ちゃんとしたしつけは、犬にとっては一生の財産だと思うと、そんなに高いな、とは思いませんでした。
やってみてダメだったら、返金保証もあったし、私にはとっつきやすかったです。
犬のしつけ ‐ TVチャンピオン2回優勝者!遠藤和博の犬のしつけ講座
リーダーシップ復権法
他にも、「犬の頭がグングンよくなる育て方」の本もすごく参考になりました。
特にこの本にある「リーダーシップ復権法」は、犬を飼うなら知っておくべきだと思います。
基本的なしつけのノウハウはネットをたくさん調べてわかっていたので、ありきたりなことしか書いてない本は買いませんでした。
このふたつは、ほんとに買ってよかった、私と犬の宝物です。
日本は犬のしつけ後進国
ポケモンGO流行で、散歩するようになって、アメリカでは保護施設の犬が引き取り手が増えたとかいうし、日本でも幸せな犬と飼い主がたくさん増えたらいいなあ、と心から思います。
日本は犬のしつけについては後進国。
私が子どものころは、犬は一緒に生活するものではなく、庭に繋いで番犬として飼うもの、というのが一般的だったと思います。
ここ数十年で、犬と人間が室内で一緒に暮らすのがスタンダードに、やっとなったばかり。
法規制も、設備もまだまだ、ペット先進国には追い付かないです。
室内犬でも、しつけされていない犬は本当に多いです。
犬を飼うときに、きちんと躾けするということがあたりまえになるといいなあ、と思います。
ではでは。