昨日まであんなに暑かったのに、今日は肌寒いくらい。
気温差で調子悪いわ、と昨日電話したら母が言ってたけど、わかるわ。
GWでのんびりしていたら、仕事のこともこのブログに書く予定だったのにすっかりわすれていました。
そうそう、私、システムエンジニアなんですよね。
はてなってエンジニアの方多いですよね?ブログ立ち上げたときは知らなくて、あとから見て回ってびっくりしました。
なに、このエンジニア率?
でも女子SEはやっぱり少ないと思うので、参考になるかどうかわからないけど、とりあえず書きます。
30歳をこえてからは、地方都市で大型案件のPL(プロジェクトリーダー)とか、グループリーダーの仕事をさせてもらえることが多くなり、仕事も楽しくなってきました。
システムエンジニアとして、コミュニケーションスキルはとっても大事なんですが、必要なコミュニケーションスキルって何よ、と思ったことがあったので、ちょっと書いてみたいと思います。
まずは、私がSEになったきっかけ
もちろん最初はPG(プログラマ)だったり、詳細設計やったり、ときどき基本設計に口を出したり、の下流工程メインの仕事をしていました。
だったんですが、ある取引先の会社の部長と飲んだときにこんなことを聞かれました。
「ちわさんは、どんな言語が得意なの?」
もともとCOBOLから始まって、VB6、C++と節操なくやってきて、PHPなんかもやりだし、いまでは大道のJAVA、VB.net、C#、もちろんクライアントサイドのASPやJSもやってきました。
基本、言語は要件に合わせて選んだらいいし、今のような技術者不足なら、調達できそうな技術者に合わせて選んだらいい。と思っています。
なので、別に得意とかないし、好きとかもない。
そんな話をしたら、部長は「結局、言語にはこだわってないんだな。PGがすごく好きってわけじゃないんだろ。もうPGやめなさい。SEのほうが絶対向いているよ。大きな案件をやらせてあげるから、もっとそっちでがんばりなさい。」と言われました。
SESで行っているだけの身でしたが、ありがたいことに最初はダブルPL、そこから数年にわたってPLを任せていただき、小さい案件のPMもさせていただいて今に至ります。
あ、職務経歴書みたいになってきた。
お客様とうまくやっていくためのコミュニケーションスキル
今まではプロジェクトメンバーと和気藹々とやっているだけだったのが、お客様と話をするようになりました。
システム部の方とは話が通じるのですが、いきなり別部署(=エンドユーザー)の方と話すと、まずはわかりやすく伝える、のに骨が折れます。
画面イメージをもっていっても、動きを把握してもらえない。
「はい、わかりました」と言われるけど、ほんとにわかってる?と思うことも。
相手に質問して、理解度を図る、とか、もっとイメージが膨らむように工夫するとかするようになりました。
ときどきは砕けた話をして、家族構成や趣味なんかも把握して、オフの話もできるように。特にキーマンには気を使います。
少なくとも基本設計にはいるまでにはそういう関係性を作っておこう!と思っています。
ここは女子だからこそできる手かなー。男同士であんまりやってる人、みたことないです。わーすごいですね!とか、実はけっこう適当にいってもりあげてます。
そうすると、これってどういう意味?とか、いいにくかったんだけど、こうしたほうがいいんじゃないかと思うだけど、みたいな思ってることが出やすくて、後からのトラブルがちょっとでも減るんじゃないかと。
あと、ミスした時も許してくれやすい、と思います。
もうちょっというと、現場の方たちと仲良くなると、導入時に協力してくれやすいです。
慣れてきた仕事のやり方を変えるって、すごく大変なこと。
新しいシステムを導入して、それに今度は慣れていかなきゃならない。
マニュアル読んで、熟知して。
そしてその間、仕事が減るわけじゃないから、文句が出やすい。
それをお願いします、と言わなきゃいけないので、エンドユーザーの方にはできるだけ仲良くなっておきたいな、と思ってます。
プロジェクトメンバーとうまくやるコミュニケーションスキル
製造がはじまると、結構ばたばたな日々がはじまります。
人も多いわ、顔と名前が一致しないわ、口下手な子が多いわ。いろいろたいへん。
まず、できる子にはできない子をつけて、勝手にOJT制度をつくります。
できる子はけっこう質問されるのが好きで、丁寧に教えてくれます。
OJT制度には、連帯責任制度をつくって、別のチームがわからなくて、別のチームに教える、バグを指摘する、スケジュールが遅れて手伝ってもらう・・ときには、通貨で売買します。
前回のプロジェクトの通貨は、カントリーマームとキットカットでした。笑
「すいませーん、ここ教えてもらえますか?2マームで。」「おいおい、3マームだろ!」とか。ちなみにプレミアムバージョンだと価値が高かった。
あんまり大変で、休日出勤してもらった、とかだと、ビール2杯ね!みたいな。
時々飲み会したり、プロジェクトランチしたりして、相互コミュニケーションを図っています。
けっこうこれでプロジェクトはなごみます。
こんな楽しいプロジェクト初めてでした。また呼んでください。ってたくさん言ってもらいました。
確かに忙しいし、大変だけど、ウツになったり溜め込んだりされるとパフォーマンスあがらないんで。初対面同士でもみんなでワイワイたのしくやるには、と考えた精一杯の策です。
SEメンバーとのコミュニケーション
お客さんは上の人。PGさんたちは下の人。(あ、人間的にとかじゃなく、商流的に、ってことです。)同じ立場にいるSEとかは、鞭も飴もいらないので、もっと体当たりです。
気になっていることは絞り出してでもいう。後から言わない。文句もすぐいう。
喧嘩上等、です。
悪いことほど、早めに言ったほうが傷が浅くてすみます。杞憂かもしんないけど、でも懸念があるならすぐに課題に挙げる。
時々は自分のミスでかくしてしまいたいこともあるけど、それだけはしないって決めてます。
気持ちが高ぶって言い合いになったり、喧嘩したこともあるけど、いいものを一緒に作っていくための喧嘩は後を引かない。
ごめんっていって、仲直りに飲みに行ったら、次からもっとやりやすい。
弱みを見せたら仲良くなれるのと同じですね。
年上のおじ様たちにもぶつかっていって、後ですみません、っていうこともあります。ここは体当たりコミュニケーションです。
飲みニケーション
そんなもん必要ないわ、というエンジニアの方は多いし、はてなでもそういう意見は結構見られるけど。
でも、私は大事だなーと思ってます。
だって、一日のほとんど仕事してるんだから、メンバーのオフの顔を知っていて、いろんな話ができるぐらい仲がいいほうが、絶対楽しい。
彼女とうまくいってんのー?とか、子どももう歩いた?とか。
オフの話をしてなかったら、今日子どもの誕生日なんすよ。なんで、定時であがります。とか言いにくいですよね。
プロジェクトのメンバーはだいたい初対面です。いつも。
小さい社内開発だったらまだしも、大型案件で、みんなずっと同じメンバーなんてなかなかない。
で、冗談くらい通用する仲になるには、飲み会するのが手っ取り早いんですよ。
そんな毎週とかする余裕はないけど、月一ぐらいは開催するようにしてます。
ここでいつも参加してくれない人は、ちょっとやりづらい子、としてマーキングしてるかも。(次の案件の時には一緒にやろうよ、って声かけない、とかになっちゃいます)
コミュニケーション下手な人は
エンジニアですから。コミュニケーション苦手なんだよ、という人いますいます。
部下にもいる。コミュ障?みたいな人も。
そういう人はあきらめて、テクカルエンジニアとして、プログラミングスキルやネットワークスキル、インフラスキルをめっちゃ磨いてほしい。
SEとか目指さなくてもいいから、頭悪い人に丁寧に伝える技術だけ、しっかり学ぶといいと思う。
お給料になかなか反映されないかも、だけど。くいっぱぐれはないと思います。
そういう方たち、実はすごく頼りにしてますしね。SEは。
そんなわけで。いろいろ書きましたが。
最近はオフショア開発なので、skypeでコミュニケーション図ってます。
これまたプロジェクトメンバーに会わずに遠隔でうまくやる、っていうのはまた違うスキルがいるような。
ちょーむずかしい。悩みます。
あ、オフショアについてもまた書きます。これはこれで思うことがいろいろあるんですよね。

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