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「稼げる」エンジニアになるために、絶対に必要な5つのこと

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最近、20代のエンジニアと立て続けに将来像について話す機会がありました。

このままずっとこんな仕事を続けていかなきゃいけないのなら、もう嫌だ、と思っていたり。

現状それなりに楽しくやってるけど、これでいいのかな、と思っていたり。

そういえば、私も20代の時は、仕事忙しかったし、とりあえず目の前の先輩たちについてくのが精いっぱいで、がむしゃらだったなあ、と懐かしく思いました。

 

でも。

今思えば、もうちょっと広い視野を持って、同じ頑張るなら、もうちょっと違うベクトルで頑張ってもよかったかもしれないなあ、とも思うのです。

なぜなら、「稼げる」エンジニアと「稼げない」エンジニアの年収には大きな差があるけれど、その力量の差はそれほどでもない、と思うからです。

同じように努力し、同じくらいの時間働き、同じくらい勉強していても、そのベクトルが違えば、「稼げない」エンジニアになってしまうからです。

 

なので、稼げるエンジニアになるために、どうすればいいか、ちょっと考えてみたのが、この5つのことです。 

 

業界のトレンドを知っておく

自分の勉強していることが、5年後、10年後、どうなるか、かんがえたことがありますか。

 

自分がいわゆる、「潰しの効く」エンジニアなのか、っていうこと。

プログラミングには流行りすたりがあります。

今人気の言語がいつまで人気なのかはわかりませんが、新しく流行る言語は今人気の言語をベースにしたものが多いので、流行の言語を抑えておくのはけっこう大事です。

特に、流行初めのものは、まだ技術者も少なく、需要があるので、必然的に「稼げ」ます。

 

大きくは稼げないけれど、「食いっぱぐれない」言語もあります。

例えば制御系の言語は、数十年前から変わらず、一定の需要があり、これから先も変わらず需要は続くと思われます。

昔からあるので、年齢層も厚く、技術者も多いので、ものすごく評価されることもないけど、仕事がなくなることもない、という安定言語です。

 

衰退している言語もあります。

メーカー依存の汎用機の言語などは、メインの技術者が50代とかの言語です。

正直、今それを一生懸命勉強してどうするんだろう、という感じ。

そもそもシステムを作り直したくてもお金がなくて作り直せない会社がユーザー、っていうことが多いので、大したお金は出ません。

 

社会人になりたてのころは、配属された部署や、お客さんによって、言語が決まるので、ただひたすらやるしかないのですが、20代のうちに自分の努力の方向性が間違っていないか、よく考えることがすごく大事です。

ふたつ以上の技術を習得する

例えば、JAVAのプログラムが書ける人、というのは、世の中に星の数ほどいます。

でも、JAVAもできるし、英語も堪能、という人はどれくらいいるでしょうか。

JAVAもできるし、データベースのチューニングも得意、という人は?

インフラも得意という人は?

ふたつ以上の分野に精通していると、自分のキャラが立つ、というか、特殊性を身に着けることができます。

今、一つの分野をほぼ習得したな、と思っているエンジニアの方なら、新たな分野にとびこんでみるのはすごくいいと思います。

 

かくいう私も、プログラム言語は、COBOLに始まり、C、C++、C#にvb系、JAVA、phpにRubyなど、もうたくさんやってきたので、今は少し方向転換して、プロジェクトマネージメントやコンシューマーサービスの提供について頑張って勉強している最中です。

エージェントから情報収集する

なかなか自分で考えていても、自分が世の中のエンジニアの中で、どの位置にいるか、というのは、見えてこないものです。

上司や先輩に聞いても、同じ会社の中では、バイアスがかかってしまい、正しい評価になるとは限りません。

なので、特に20代、30代前半のうちに、エージェントに相談することをお勧めします。

今の会社が大好きで、転職なんて1mmも考えていない、という人でも、エージェントには登録すべきだと思います。

 

ちなみに先日、私の同僚は、会社に不満はないといいつつ、3年前から登録していたエージェントにまさかの高案件を紹介され、転職しました。

社内でも、まあ、そこに転職できるなら、さすがに誰も引き止められないよね、という納得の転職、でした。

 

大手のエージェントはこのふたつ。

 スキルやその他の条件が満たないと、エージェントがつかないので、今回はNGということもあるのですが、まずは登録だけでもしてみるといいと思います。
そして、もしダメでも、もう少し経験を積んでから、リトライしてみるといいかも。

もし転職する、となっても、転職のプロの力を借りると借りないとではぜんぜん、ほんとぜんぜん、違いますから。

どんな求人があるか、時々チェックする

とはいえ、エージェントにまかせっきり、自分は待っているだけ・・では、やっぱり弱くて。

自分でも時々求人をチェックしてみるといいと思います。

自分が適正な給与をもらっているか、仕事内容は、他の会社に比べてどうなのか、時々比較してみるのもいいかもしれません。

まあ、求人情報が100%正しいわけでもありませんが、参考にはなると思います。

あまりにいつも求人を出しているところは、人の出入りが多いのかもしれませんしね。

 

ちなみに私が転職を決める時にチェックするポイントは

  • 上場していればIRをチェック
  • そうでなければ、100%自己資金経営かどうかをチェック
  • 保険組合に加入しているか(関東ならITSなど)
  • 資本金がいくらか
  • 取引先がどこか

この業界、できては潰れてしまう会社も多いので、そこはよくデータを見て慎重に。

「先輩の声」みたいなのは、あんまり鵜呑みにしてはいけません。笑

もし面接や面談になった場合は、自分が気に入ってもらえるか、よりも、自分が気に入るかどうか、を最優先に考えましょう。 

スキルアップのための転職は、マイナス評価にならない

この業界、仕事が嫌でとか、人間関係が嫌で、というのではなく、スキルアップのための転職は、ほとんどマイナス評価になりません。

なので、スキルアップのための転職の機会は常に、虎視眈々と狙うべきです。

そして、転職の機会は、大きな給料アップのチャンス。

給与交渉はちゃんとしましょう。

向こうから提示された金額をわかりました、というのではなく、いくらになりませんか?と交渉するのは、結果ダメだったとしても、顧客との交渉力があるな、と思ってもらえるアピールポイントでもあります。

私も転職の機会は正直いつも狙っていますが、今の会社よりいい条件を提示してくれるところはそうそうないくらい、今の会社で優遇してもらっています。

リクナビの転職サイトには、常にたくさん求人があるので、見てみるといいと思います。

 

IT業界は、ブラックなイメージがあるかもしれないけど、最近は改善されているところも多く、個人的には「きちんと会社を選べば」未経験の方にもオススメしたい業界です。 

会社によってハズレがあるのも確かなので、もそういう時はさっさと転職するに限りますけど。

20代なら、未経験でも挑戦してみたいな、という方には、未経験からIT業界に転職をサポートしてくれるサービスもあるみたいですね。

なにもなしの丸腰で新境地に飛び込むよりは、こういうサポートを利用したほうが、スムーズに転職できると思います。

ほんと、転職だけは、プロの手を借りたほうがいいんですよね。 

 

なんだかうまくまとめられたのかよくわかりませんが、私も育児休暇からの復職に当たり、いろいろ話し合いをしているうちに思うことがたくさんあったので、書いてみました。

20年以上IT業界で働いてきて、転職も数回しているし、周りの転職話もたくさん聞いているし、人事や上層部の話もある程度わかっている中の話なので、若いエンジニアの方の参考になればうれしいです。

 

ではでは。