娘が産まれて11日目。
ついに体重が2500gを越え、保育器から出ることができました。
はじめての抱っこと授乳
そして、夕方、初めて、この腕に娘を抱くことができました。
まだ柔らかくて、小さくて、細くて、軽くて。
ドキドキしながらの抱っこ。
そして、授乳。
何度か、おっぱいを口に入れたり出したりを繰り返して、ちゅっちゅっと上手に吸ってくれるようになりました。
赤ちゃんって不思議と口の前に何かあると、口を開けて吸い付くようになってるんですね。
看護士さんにも、上手に吸うわねぇ、って褒めてもらいました。
毎日哺乳瓶でミルクもらっていたからかな。
腕に抱いて、おっぱいをあげて。
待ちに待って夢にまで見た瞬間に、なんていうか、感動しました。
授乳が終わって、いつも搾乳をしてくれて、一番気にかけてくれていた看護士さんに、よかったねぇ、ずっと待ってたもんね。と言ってもらった瞬間、涙腺崩壊しました。
一緒に行っていた主人も、苦笑して、女の人はずっとおなかで育ててたから、抱けるっていうのは嬉し泣きするぐらい嬉しいもんなんやなー。って言ってました。
産まれた子に初めて授乳する瞬間が、こんなに幸せなんだって、初めて知りました。
自然分娩の方が、産まれた時に胸の上に乗せてもらって涙が出るっていうけど、そういう気持ちがちょっとわかった気がします。
母になった実感がない、と思っていたけど、やっぱりこの腕に抱いたら、愛しい、と素直におもえたから。

必要な試練
この10日間、保育器にはいっていて、私は見るだけでもどかしい日を過ごしていたんだけど、今となってはそれも必要な期間だったような気がします。
妊娠中から、産まれてきて授乳するのが楽しみで楽しみで、と言うわけではなかったし、私にちゃんと育児ができるかな、とか、大変そうだなあ、とか、ゆっくり寝れないとかやだなあ、と思っていたけど。
一旦、オアズケになったことで、母性本能なのか、我が子を抱きたい、授乳したい、という気持ちがどんどん大きくなって。
忘れようにも、胸は張ってきて痛いし、発熱までするし、忘れられないのです。
娘のことを考えて、待って待ってした、この10日間があったからこそ、これから始まる赤ちゃんのお世話をありがたく、楽しめるんじゃないかと思えてきました。
ちょうど、子どもを持とうか悩んでいたときに、流産して、子どもが欲しい!と強く思ったときのように。
失ったり、手に入らなかったりしたから、余計に執着するようになって、それが結果よかったのかもしれないな、と思うのです。
必要な試練だった、というか。
これから家に帰ってきて、お世話も大変になると思うけど、今の気持ちを忘れずに、頑張っていこうと思います。
はー。今日は幸せな日だったなー。
自分で言うのもなんだけど、娘、かわいいです。
ふふふ。ではでは。