先日、土鍋を買いました。
ずっと鍋料理をする時は、ホットプレートの鍋版みたいなやつを使っていて たのですが、だいぶ古くなったのと、取れない汚れがあるのが気になって、夏に廃棄したのです。
次に買うのは、ちゃんとした土鍋にしよう!と思っていました。
ただ気になるのは、食べる時の高さ。
卓上コンロに土鍋を乗せて、食べるのは高さが高すぎるんじゃないかなあ、なんて思っていたのです。
まあ、取り皿にとるからそこまで気にしなくていいんでしょうけれど。
でもいろいろ見ていると、本当のしっかり作られた土鍋なら、コンロから降ろしてもずっと熱いままだから、卓上コンロいらないくらいらしいのです。
それならば、と土鍋を購入しました。
![]() 東屋 (あづまや)伊賀 布袋鍋 中 |
買ったのは、scopeさんのこの土鍋。3人家族なので、これで十分かな、と中サイズにしました。
釉薬がつやつやで、重くて、土の風合いがとっても素敵な土鍋が届きました。
この土鍋の良さは私がいろいろ語るよりもscopeさんのサイトがめちゃくちゃステキでよくわかると思います。
とっても気にいったので、大事に大事に育てて、「うちの土鍋」にしたいなあ、って思いました。
使い始めの目止めに失敗しました・・・
土鍋を使い始める前は目止めをする、というのは常識ですよね。
私もそこまでは知っていたのですが、陶器はともかく、土鍋の目止めは初めてでした。
ご飯からのお粥を炊くといい、とのことだったので、底を濡らさないように軽く土鍋を洗い、水を入れ火にかけて、沸騰したら前日の冷やご飯をいれて、お粥を作りました。
トロッとしたお粥ができたので、せっかくだし、と一部のお粥をお玉で取り出して、別の鍋で雑炊にしていただいて。
トロッとしたお粥の残りはそのまま土鍋の中で翌日まで放置。
翌日しっかり洗って乾かしました。
洗ってみると、土鍋の底にヒビ割れが。
貫入というそうで、土鍋ってまあ、そんなもん、なんだそうです。
これがほんとに割れてしまわないように、お粥の糊で閉じる、ということなんですね。
貫入は、その土鍋の「味」で気にしなくていいとことだったので、そのまま数日後、しっかり乾かして使ってみました。
作った鶏団子鍋はほんとにおいしかったーー。何も問題なし。
・・・だったのですが。
また洗って乾かして、数日後。
今度はおでんを作ってみました。
火を入れて、ぐつぐつ30分。
火からおろして、バスタオルでくるんで、数時間。
すっかりおいしいおでんのできあがり。
全部おいしくいただいて、ぬるま湯を入れて、翌日洗おうと、コンロの上に置いておきました。
そう、土鍋は急激に冷やすのはダメなので、熱い土鍋をいきなりお水で洗ったりしてはいけないんです。
ぬるま湯をいれて、一晩たって、完全に冷めてから洗うのがいいそう。
で、そのとおりにして、翌日。
コンロの土鍋の下に水たまりが・・・・・・土鍋の底もびっしょり、でした。
びっくりして、お店に問いあわせたら、不良品かもしれないけど、もしかしたら目止めに失敗したのかも・・もう一度やってみてもらえませんか、というお返事。
私は、土鍋のお湯をわかして、冷たいごはんをいれて・・・という目止めだったんですが、そうすると、最初にお水を土鍋が吸い込んでしまって、糊が表面を蓋してるだけ、になってしまうそうです。
だから、最初は大丈夫だけど、糊が取れてしまうと、漏れてきてしまうことがある・・とか。
丁寧に説明してもらって、原理はよくわかりました。
最初の水炊きはなんともなくて、おでんの時に漏れてきたのも納得、です。
ちゃんとメールと電話でいろいろ細かく教えてくれて、それでもダメなら交換します!とお店の方の対応は素晴らしかったです。
もう一度、目止めにチャレンジ!!!
今度は片栗粉を使ってみました。
最初に水をボールに入れ、片栗粉を入れます。
かき混ぜて、土鍋に入れて火にかけます。
すぐにとろーり、となってきました。
片栗粉は、かなりたくさん、100ccくらい入れました。
食べるわけではないので、少ないより、多いに越したことはありません。
お水を足して、お鍋8分目くらいまで。
沸騰したら吹きこぼれそうになったら、ちょっと水を挿して火を止めます。
土鍋はなかなか温度が下がらないので、吹きこぼれそうになって火を止めても止まりません。
近くに挿し水を用意しておいて正解でした。
そのまま、翌朝まで放置し、しっかり洗って、しっかり数日乾かしました。
お鍋はこんな感じに。
貫入にお醤油とかが入って、色がついちゃったけど、これはこれで気に入っています。
あれから何度か使っているけど、もう漏れてくることもなく、いい感じです。
で、失敗しない目止めとは。
結局、失敗して学んだ、目止めを失敗しない方法とは。
- ついでにお粥作って食べよう、とか思わないで、片栗粉か小麦粉で目止めする
- 土鍋の大きさにもよるけど、カップ1杯ぐらい(私は2杯ぐらい入れて、さすがにちょっと多すぎた・・と思うので)ケチらずにいれること。
- 火にかける前に、水と粉を混ぜて、すぐにトロトロになるようにすること。
- 沸騰したら火を止めて、一晩放置
- 水は上のほうまでたくさん入れる
- 吹きこぼれに注意
- 土鍋の底が濡れたまま火にかけない(2日ぐらいしっかり乾かす)
って感じだと思います。
検索すると土鍋の目止めの方法はたくさん出てきて、お粥作りましょう、とか、小麦粉大さじ2、とか書いてあるけど、せっかくの土鍋、ちょっとケチって、私みたいに失敗したくないですもんね。
目止め、甘く見てたけど、かなり大事なんだと痛感しました。
土鍋はほんとにオススメ!!
土鍋を買って、冬の間、何度か使っていますが、ほんとにオススメ。
おでんとか、バスタオルにくるんで4時間たっても、まだ土鍋の表面が触れないくらい熱かったのにはびっくりしました。
蓋をあけたら味の染みたおいしいおでんができていて。
保温効果は抜群なので、水炊きもキッチンのコンロからおろして、食べている間もぐつぐつ沸騰しています。
卓上コンロ、出番がありません。
あと、なんといってもこのほっこりした見た目がテンション上がりますね。
・・食べかけでごめんなさい。坦々鍋。おいしかったなーー。
まだまだ寒いので、これからもたくさんお鍋して、暖かくいただこうと思います。
ほんと、簡単で、あったまるし、ヘルシーでお野菜もたくさんとれて言うことなしですよね。
次は、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー3回受賞して、おとりよせネット みんなが選ぶベストお取り寄せ準大賞を受賞している、このもつ鍋が気になってます。
おいしそうーー!
ではでは
▼▼▼キッチン道具はちょっとこだわっています。▼▼▼